ダメなものはダメ!と言う勇気
教室にあるウォーターサーバー、冷たくて美味しいお水が飲めます。
でもこのお水を飲むには、 "Can I have water please?" "Water please." を言わないといけないルールがあります。
みんな、お水が大好きで、すぐにこのフレーズを覚えてくれます。
小さい子でも、お水欲しさに「おーたー、ぴゅぃー(Water please)」と言ってくれる姿は可愛いです(*^_^*) でも中には、恥ずかしかったり、言う気になれなかったりで、言えない子が時々います。
でも、言わない子にはあげません。
ごめんなさい。 泣いてもあげません。
意地悪な先生ですよね。
お水くらいあげればいいのに!って思いますよね。
いえ、私も飲んで欲しいです。だって、子供たちのために用意しているお水ですもの。 でも、決まりは決まり。
なぜあげないのか?
それは、
「泣けば要求が通る」
「黙っていても助けてもらえる」
と思ってほしくないからです。
スーパーで良く見る光景
子「これ買って~!!うぇーん!買ってくれなきゃやだ~!!」
母「だめ!ダメだって言ったでしょ!買いません!」
子「いやだ~~~!これほしい~~!!買って~!ギャーーー!!」 母「もう~!!わかった!じゃあ今日だけよ!買ってあげるから静かにしなさい!」 すると子供は
(ダメって言ってても、泣けば買ってもらえるんだ) と学びます。
一度でも「あげるから泣かないでね~」ってやってしまうと、 子どもは「欲しければ泣けばいいんだ!」と思います。 子供は賢いので、次回も同じことをします。
買ってもらえそうになければ、買ってもらえるまで泣きます。
それでも無理なら、母親が根負けして買ってくれるまで、
もっと大声で泣いたり暴れたりするようになります。悪循環です。
可哀想だからとか、泣かれると面倒くさいからといって、 一時しのぎで甘やかすのは、子供のためになりません。
子供のためには、最初の対応が大切だと思っています。 子どもたちの成長のためにも、
ダメなものはダメ! 泣いても解決できない!
とわかってもらえるような対応をしていきたいと思っています。
泣かせてしまった子供たちも、
必ず "Please"を言ってくれるようになっています。
最初の一回二回だけは勇気がいるけれど、
頑張って言えた後のお水は、格別に美味しいと思います(*^_^*)
そして、そんな子供たちの小さな成長を
保護者の皆様と共に、喜んでいきたいと思っています。